vol.4
寸法について |
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知ってるようで知らないことは多い。私がリフォームの仕事を始める前に通っていた学校の先生がこんな質問をされた。「あなたの家の階段は何段ですか?」いつも上り下りしている階段の段数なのに、答えることができなかった。また、このような質問も。「玄関の上がり框は何cmありますか?」私はこのとき全ての質問に答えることができなかったと思う。住み慣れた家ですら、間取りが描けなかったし、果たして、広さも正確にはわかっていたかといえば、怪しいところだ。要するに、リフォームをする場合、自分の思い描いているものを具体的に図面にする作業が必要になる。リフォームだけでなく、家具を選ぶのにも、この作業をすると失敗しない。 |
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常に寸法を意識するために、先生は「メジャー」を持ち歩くことをアドバイスされた。家の中だけでなく、たとえば、カフェの椅子の高さや幅が何cmあるのか、気になるところはメジャーを出してその場で測るというものだが、実はこの作業はちょっと勇気がいる。まだ若かりし私にとってはなんだかすごく恥ずかしく感じたものだ。 |
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今は持ち歩いているわけではないのだが、この作業は仕事をする上でかなり役に立ったと思う。ただ、いろんな所を測りまくるのだから、お施主さんや大工さんにはいい迷惑だったかもしれない。おかげで自分にとってのちょうど良い寸法が、なんとなく分かったような気がする。
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私にとっての使いやすいキッチンスペースは3帖から4帖というところだろうか。クローズドキッチンで、キッチンの背面に食器棚や家電を配置した形が私にとっては使いやすい。また、キッチンと背面家具までの距離は80cmから90cmまでがベストだ。多くの人がこの距離はちょっと狭いなと感じると思う。でも、私の体格からするとちょうどいい。(手伝ってくれる人がいたら別かもしれない。)床から吊り戸の底までの高さは、1m60cmぐらいがいい。まあ、少しぐらい圧迫感があったとしても、私は使いやすいほうを優先したい。 |
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ところで、先日友人が遊びに来たときに、ダイニングテーブルが大きいと羨ましがっていた。ちなみに伸び縮みするタイプのテーブルだ。伸ばすとウチのダイニングの広さからしてみたらちょっと大きいのだが、6人までならゆっくり座れる。友人は「家族4人ならそんなに不自由はないんだけど、おじいちゃん、おばあちゃんが来るとね。狭いのよ。」と言っていた。本当に他人の視点は勉強になる。まだまだ、気づかないことが多い。とても気を良くした私は、今だに伸ばしたままダイニングにドカッとテーブルを置いたままだ。また、メジャーを持って歩こうかなとも思っている。でも、当面気になる寸法は愛息の身長だけかもしれない。だって、チビなんだもん。
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