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たまるきょうこのキッチン・ライフ キッチン

vol.5
鉄製フライパン
鉄製フライパンイラスト
 キッチンツールにこだわったら、大変なことになるだろう思う。種類もデザインも数限りないし、できれば統一したいと思うからだ。いつもは、ついつい欲しくなる気持ちをなんとか抑えていたのだけど(かわいいけど、使い勝手が悪そうとか、まだあれが使えるから今度、とか思って)、とうとう一つだけ欲しいのものができてしまった。
 
   きっと、私の周りの人たちの影響も大きいと思う。実は最近、私の周りでは「柳 宗理」の商品が欲しいという言葉をよく耳にする。きっと知らない人は居ないだろうというぐらい有名なデザイナーで、私としては、彼がデザインした椅子の方が興味深かった。ケトルある人は、「カトラリーを集めたいの。」と言い、ある人は「ボールが欲しいの。」とか、「ケトルを買った。」とか話してくれた。みんなの話に共通しているのはどれもシンプルで使いやすそうだし、どれから集めても今 持ってるものに馴染んでくれそうで、なにより日本人のデザインが良いとのことだった。
  以前から興味があったのと、みんなの「うんちく」を聞かされたことで、やっぱり、小さい鉄のフライパンだけは欲しいなあ、という欲求を抑えきれなくなったわけだ。何より形がかわいい。そのまま食卓にのせれそうだし、使いやすそうだと思う。先日、たまたま、妹とデパートに行ったので、実物を見てよかったら思い切って購入しようと、鉄のフライパンの前で思案していると、「鉄ってお手入れが大変なんだよね。お姉ちゃんに使えるかな〜。」と後ろから妹の声が。妹は私と違ってかなりの現実家で、お財布も硬い。ぼーっとした姉を見て育ってきたので、本当にしっかりしている。「そうかな?やっぱり無理かな。。。」「うん、(お姉ちゃんには)無理だよ。フライパンやめておいたら?フッ素加工の普通のフライパンが向いてるよ。」と、はっきり言われたもんだから、そうかもしれないと妙に納得してしまい、この場は購入せずに帰ってきたのであった。ちなみに、妹は売り場の前で実演していた伝統工芸の、アルミや銅製の茶筒が気になっていたらしい。かなり高価なものなので、もう少し考えてみるそうだ。
 
   鉄製品はそんなに扱いが難しいものなのか? 母が鉄製のフライパンを使うときには、使用前後に十分にフライパンを焼いていたのを思い出す。私は使用後にフライパンを焼いているとき、水の雫を垂らすのが好きだった。ジュッいう音とともに小さな雫がフライパンに散り、舞うように見えとても綺麗なのだ。思い出す限り、私にも鉄製のフライパンを使えるのではないかと思う。
 
   妹に言われっぱなしも悔しいので、鉄製フライパンのお手入れの方法を調べてみることにした。また、ある番組でも、中華なべのお手入れについて放送していた。なんてタイミングがいいのだろう。見た人も多いのではないだろうか。初めて使用する前に十分に中華なべを焼くと良いのだそうだ。これなら私にもできそうだ。ただ、錆がついてしまった使用中の中華なべを復活させるのは、手間がかかり大変そうだったので、とても私にはできそうにない。何事も始めが肝心ということなのだろうか。とにもかくにも、やっぱり、妹に内緒で憧れのフライパンを手に入れようかと思っている。
     
     

鉄板の表面を焼き入れ(酸化)させて錆びにくくしたブルーテンパ材を使用した「柳宗理鉄製フライパン」。
耐久性があり長く愛用できますが、お使い始め時は焼き込みが必要です。
最初は大変そうですが、使い込むほど油がなじんで使いやすくなるので、大切に長く使いたいですね。

初回使用時の焼き込みや普段のお手入れについて詳しくは以下のページをご参考になさって下さい。
鉄製フライパンのお取扱方法について(日本洋食器株式会社)


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